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ETSI TS 103 357 V1.1.1 (2018-06) 部分試訳

はじめに

以前の記事より、ELTRESの話をしたが、物理及びリンク仕様が策定済み。
他方、LPWAの世界は面白いと勝手に思い込んでる上、ソニーセミコンダクタソリューションズが頑張っているので、いろんな人々に伝わってほしく試訳書いた。

https://blog.moffulab.com/entry/2018/09/29/230351blog.moffulab.com

スコープ

5.を読むために必要な部分に絞る。6.及び7.は別規格と判断したので今回のスコープに入っていない。

参照

TS 103 357 - V1.1.1 - Short Range Devices; Low Throughput Networks (LTN); Protocols for radio interface A ※PDFリンク

以下、試訳文


1. スコープ

  • このドキュメントは3つの”families”と呼ばれる無線技術について記載している。
  • 物理層、およびMAC/link層の実装の説明について記載している
  • 3つのLTNファミリでの共有の実装について記載している

3.1 定義

  • data-burst: LTNエンティティから送信された連続したラジオバーストの連続したシーケンス
  • orphan end-point: リレーポイントに接続しているEP
  • radio-burst: (変調を別とした)連続した中央周波数と固定の送信電力を持つ、起動から始まり終了で終わる、空中の電波送信
  • radio-frame: 一つのパケットに属する、すべての無線バーストを含む、時間及び周波数平面のエリア
  • sub-packet: Telegramで分割されたパケットの断片
  • subframe: あるリンク、方向、コンテンツの基本的な24個に分割されたフレーム
  • superframe: 64の連続したフレームの集合
  • TSMA carrier: radio bustが送信されたLTNチャンネルの送信キャリア
  • TSMA pattern: radio frameの時間及び周波数スキーム

3.3 略語

  • BS 基地局(Base Station)
  • EP エンドポイント(End-Point)
  • LDPC 低密度パリティ検査(Low Density Parity Check)
  • LTN Low Throughput Network
  • TSMA Telegram Splitting Multiple Access (訳注: Time Spread Multiple AccessやTDMAではない)

4. 概要

アーキテクチャ文書に従うLTNシステムは、既存のドキュメントで説明されているプロトコルファミリの1ないし3つ以上をサポートすることができる。
プロトコルファミリはsub-GHz帯(注釈: リンク)に効果的に運用できるように設計されている。
プロトコル記述(the protocol description)は異なった国もしくは地域の周波数規則の下でも、LTNシステムの運用が可能となる特定のメカニズムを提供する。

5. Lfour family

5.1 Overview

LTNシステムがLfour familyをサポートすれば、後述のプロトコルを適用することができる。
Lfour LTN familyは低電力、広帯域のテクノロジーで、無線アクセスネットワーク上でスター型ネットワークトポロジをサポートする。
Lfour無線インターフェース記述はクラスZエンドポイントと基地局間の無線インターフェースに適用する。
Lfour LTN familyはいくつかの特性(key characteristics)を持つ:

  • シンプルなアーキテクチャで、低消費電力を達成するための一方向リンク
  • 干渉、規則、感度の要件の可能性に応じるための選択可能な3つの異なる運用のモード
  • 干渉に有効となる、または送信レンジを強化するための、一貫したパケット再送信能力
  • ベストな感度と移動体のパフォーマンスを達成するための低密度パリティ検査前方誤り符号化

2018/09/30 01:30 初版(5.1 Overviewのアイテマイズまで記載)